妊娠・出産

西川医院の無痛分娩・入院体験談【無痛分娩・立ち合い編】

2023年3月に大阪市阿倍野区の西川医院で出産しました。

産後はしんどいっていうし、陣痛の痛みだけでも和らげたいな…。

大阪に住んでいて無痛分娩を希望しているあなた、大阪府にはいくつか無痛分娩ができる産院があり悩んでいるのではないでしょうか?

大阪市の西川医院で無痛分娩にて出産した私が、その体験談をお伝えします!

実際無痛分娩ってどうなの?どんな流れで進むんだろう?という疑問に、私の一例ではありますが答えていきます♪

コロナ禍の旦那さんの立ち合いについてもお話しますよ!

私の無痛分娩の体験談

無痛分娩おすすめポイント
  • いきみに集中できる
  • 筋肉痛になりづらい(私は筋肉痛にならなかった)
  • 産後のダメージが比較的マシ

結論からお伝えすると、私は西川医院での無痛分娩を選んで心からよかったと思っています。

というのも私は我慢強すぎたため、途中まで陣痛の痛みに耐えていましたが、その後麻酔が効いたら陣痛の痛みが和らぎ出産に集中することができました♪

産後の処置も回復もよく、比較的穏やかな生活を送れたと思います。

しかし痛みは和らぐけれども、身体へのダメージはあります。

陣痛中から産後にかけて、身体や気持ちの変化も含め私の無痛分娩体験を書き記します!

破水から始まる陣痛!

朝6時ごろ。

まどろみの中で「なんか出る」と思い飛び起きて身体を起こすと破水していました。

そのまま産院に電話して即入院。そのときは陣痛の痛みはまだなく、産院に向かうタクシーにも普通に静かに乗っていました。

朝9時。

病室に案内され朝ごはんを食べました。

軽い痛みは出てきているもののまだ耐えられる程度で、余裕でごはんは完食。

職場から心配のラインをくれた夫に、ごはんおいしいよ~と返信していたくらいでした。

まだ子宮口は1センチしか開いていなくてバルーンを入れることになりました。

入れる痛みはそんなに強くなかったけれど、違和感がすごくありました。

昼12時。

このあたりから痛みが本格化。生理痛の鈍痛が10分弱の間隔できていました。

昼ごはんは8割くらい食べました。出産は体力勝負だと気合を入れましたが食べきれなかった…。

ごはんを下げてもらった後から急に痛みが強くなり、間隔も短くなりました。

ここからスマホを触る余裕もなくなって、一人でひたすら痛みに耐える時間が続きます。

転がったり立って前かがみになったり痛みを逃すためいろいろな姿勢を試しました。

これが陣痛?痛い痛い…腰が砕ける…でもまだきっとこんなものじゃないよね…

私はここにきて謎の我慢強さを発揮!

子宮口が4センチ以上開いていたにもかかわらず、本当の陣痛はもっと痛いはずだと一人で耐えていました。

よく考えたら入れてもらったバルーンが外れる感覚があったので、そのときにナースコールをしておけばよかったと今となっては思います(笑)

陣痛の最中は思考が停止するものですね。痛みに耐えるのに必死で、この痛みが尋常じゃないものだと判断する余裕がありませんでした。

これから出産される方は、生理痛の痛みがきたらすぐナースコールしてください!

麻酔のありがたみを実感!いきみに集中

昼3時。

助産師さんが様子を見に来て、苦しんでいる私の姿を見てすぐ麻酔を打つことになりました。

ただ麻酔は入れてから効き始めるまで45分はかかります。

この麻酔が効くまでの時間が一番つらかったですね。

腰が今まで体験したことのない痛み。いっそのこと命を絶たせてくれーなんて思うくらい追い込まれました。

妊娠後期にイメジェリー法を学んでイメトレしていたのですが、正直忘れていました(笑)

私の場合足はすぐ麻酔が効いたのですが、腰とお腹がなかなか効かなくて通常より時間がかかったようです。

そうこうしているうちに腰とお腹周りにも麻酔が効いて、夕方5時過ぎにほぼ痛みを感じない状態になりました!

無痛分娩を選んでよかった…✨

家族にラインができる余裕があるくらいで、みんなにびっくりされました。

夜6時。

カーテンで区切られた隣のベッドに産まれそうな方が運ばれてきました。

いきんでいる声を聞いて、私もこれからいきむんだなと勇気づけられていました。

7時からいきみましょうねと助産師さんから言われ、痛みから解放されて元気になった私は「いよいよだ~」とやる気マンマン!

少し早いけど旦那さんも呼びましょうとのことで、産院から夫へ電話してもらって来てもらいました。

この時点では夫は待合室でPCR検査を受けて待っていました。

私は陣痛の痛みを表してくれるモニターを見ながら、痛みが強くなったところで2-3回いきみます。

順調にいきんでいたその時!腰とお腹周りの痛みを再び感じ始めました…!

通常の麻酔が効かなくなったようで、助産師さんには「これ以上麻酔を追加するより産みましょう!」と言われ私は半泣き。

院長先生が来て私の様子を見ると、すぐ一段階強い麻酔を打ってくれました。

これで痛みが再びなくなり、いきむことに集中することができました。

夫の立ち合いと先生大集合

いきみ続けてどんどん体力がなくなってきたころに、もうそろそろということで夫が入室!

進んでいる感覚もなく体力も減って心細くなっていた私。

夫が来て頭をポンと撫でてくれた時、「一人じゃない…」と心強く思いました。

夫が来ると同時に院長先生、当直医の先生、助産師さんたち全員が私の周りに集まってくれました。

こんなに一緒に頑張ってくれているんだと思うと、気合が入ります。

「頑張ろう!」「もうちょっとだよ!」「頭出てきてるよ」とみんなが声をかけてくれて、力がみなぎります。

会陰切開と吸引分娩をして、「次のいきみで産むよー!」の助産師さんの声で今日一番の力を込めました!

すると日付が変わる前に、無事に元気な赤ちゃんが産まれました!

産後の処置と家族で記念撮影

産んだ後はカンガルーケアのように、赤ちゃんをママの胸に抱いてスキンシップをしました。

胸に抱いた瞬間、赤ちゃんと目が合ってとても澄んだ目をしていたことが印象的でした。

ここで一旦夫は待合室へ退散。私の会陰切開を縫う処置が始まります。

西川医院の会陰縫合は溶ける糸を使うので抜糸が不要なんです!抜糸は痛いとネットの口コミで見ていたのでラッキー♪

このとき院長先生が楽しそうに産まれたての赤ちゃんを一眼レフで撮影していたのが、まるで親戚かな?と思うほどで面白かったです(笑)

会陰縫合の後、再度夫がやってきて赤ちゃんと3人で初めての記念撮影!

自分のスマホのカメラと、病院の一眼レフで撮ってもらいました。

この時撮った家族写真と赤ちゃんの写真は、退院の際のおみやげでもらえますよ♪

そのまま夫は帰宅、私は様子を見ながらお部屋に移動しました。

ちなみに産後の処置をしてもらっている間に院長先生が私のもとに来て、「ありがとう!!」と硬い握手を求めてきたのが印象的でした。

赤ちゃんの写真を撮っていた姿も合わせて、本当に赤ちゃんが好きなんだなと感じましたね。

入院中のママの検診

産後の身体の主なダメージ
  • 直後の38度の高熱
  • 貧血によるめまい
  • 会陰の傷口の痛み
  • トイレでの会陰付近の違和感と痛み
  • 不眠
  • 腹痛

産後のママの身体は、一説によると交通事故全治1か月のレベルです。

産後の入院中はしっかりママの身体の回復を見ていかないといけません。

西川医院での診察についてレポしていきます!

診察室で会陰周りの消毒と回復チェック

子宮や会陰の回復状態を確認するため、計3回診察がありました。

産後の会陰周りは会陰切開で傷があったりいきみで痔ができたり、ボロボロの状態です。

傷口から感染しないように入院中は毎日看護師さんが消毒してくれます。

この消毒が初日は特に染みて怖いし痛い!日が経つうちに染みなくなりましたが…。

私はたまたまなのか毎日同じ看護師さんが診てくれました。

「昨日より良くなっているよ」と声をかけてもらって、少しずつ良くなっていることがわかり嬉しかったですね。

入院3日目の最後の診察では院長先生が最終チェックをしてくれます。

ここで順調に回復していれば予定通りの日程で退院ができます。

最後に無痛分娩と入院生活についてのアンケートを手渡され、退院までに記入して産院内のポストに投函しました。

日々の体調の確認に看護師さんが巡回

診察室でする診察とは別に毎朝と夜寝る前に看護師さんが病室を回って、問診や薬の確認をします。

  • 体温測定
  • 血圧測定
  • 薬の個数を確認
  • 大小の便の回数の確認
  • 採血(必要な時のみ)

私は上記のことをしてもらっていました。

産後すぐは発熱する人が多いようで、私も38度の熱が出ました。

無痛分娩で痛みは和らいでいても、身体に負担がかかっていたんだなと改めて思います。

この熱は私の場合、次の日の朝には下がりましたよ。

また感染症防止の抗生物質の飲み薬は毎食後に必ず飲んでいるか、錠剤の個数を看護師さんが確認して印鑑を押す仕組みになっています。

私はそれに追加して、痛み止めのロキソニンと便を柔らかくする酸化マグネシウムを飲んでいました。

子宮が回復しようとすると生理痛のような痛みがあるので、ロキソニンは手放せませんでした。(私の場合、退院後も2週間ほど飲み続けました)

出産時にいきみの影響で痔ができてしまったので、これ以上いきまないように便を薬で柔らかくしていました。

酸化マグネシウムは私に合っていたようで、便を出すときに痛みの心配をしなくてよかったのがほんとに助かりました。

産後に会陰周りがボロボロになる影響で、トイレに行けなくなる人もいるようです。

産後1回目のトイレに行くときはナースコールで必ず看護師さんを呼ぶように言われるくらいです。(転倒防止の意味もあるようです)

ママは1日におしっこが5回以上、うんちが1回出ていると問題なしのようです。

マイナートラブルがたくさん

出産翌日はかなり低血圧になり、診察室に向かう途中でクラクラめまいがして立ちあがれなくなりました。

また産んだ後はハイになっていたのかホルモンのバランスが崩れたのか、全く眠れなくなりました。

寝ても2時間程度で目が覚めて、身体が疲れているのに寝付けない。

つい昨日まで眠れていたのに…と寝れることにこんなに感謝したのはこの時が初めてでした。

本当に交通事故レベルのダメージでしたね。

西川医院ではきちんと診察してくれるし、不安な時はすぐ看護師さんに相談できる環境が整っていて私はとても助けられました。

まとめ

西川医院での無痛分娩は、またここで産みたいと思えるくらいよかったです。

夫や病院の先生方とともに頑張り、産まれた瞬間は感動しました。

しっかりサポートと処置をしてもらったおかげで、産後の身体の回復も順調でした。

無痛分娩費用を払うだけの価値を、私は実感しました。

そして院長先生の出産や赤ちゃんへの思いも感じられて、とても温かい出産・入院体験となりました。

西川医院での無痛分娩を検討しているあなたの参考になると嬉しいです♪